AYAQのフリースは、重ね着やザックの摩擦、温度変化、湿度管理など、山での繰り返し使用に耐えるよう設計されています。KOKANEEはパフォーマンスと蒸気排出に優れ、AROLLAはより暖かく起毛感があり、どちらもヨーロッパ製の技術繊維を使用しています。保温性と通気性を保つためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
1. 洗濯:優しく丁寧に
フリースは繊維が微細な空気のポケットを作り出し保温効果を生む構造素材です。強い洗濯はこの構造を潰す恐れがあります。
- 冷水洗いまたは30℃以下のデリケートコースで洗濯してください。
- 色物を分けて、摩擦の強い素材や開いたファスナーの衣類と一緒に洗わないでください。
- 柔軟剤や漂白剤を含まない液体洗剤を使用してください。
- 柔軟剤は使用禁止:繊維を詰まらせ通気性を低下させます。
- 漂白剤は絶対に使わないでください。繊維を傷め色落ちの原因になります。
- ドライクリーニング不可:溶剤が技術繊維の構造を破壊します。
これらの注意で、ふんわり感、柔らかさ、断熱性能が保たれます。
2. 乾燥:繊維のボリュームを守る
不適切な乾燥はフリースの変形や繊維の圧縮を招きます。最適な乾燥方法は:
- 平置きの自然乾燥が理想で、変形を防ぎます。
- 乾燥機を使う場合は、低温設定または熱を使わない送風モードを選んでください。
直接の熱源(暖房器具や暖炉)は素材を傷めるため避けてください。
3. アイロン禁止:繊維構造を保護
テクニカルフリースジャケットへのアイロンは推奨されません。直接の熱で繊維が平らになったり焦げたりし、保温力が低下します。
どうしても必要な場合は、湿った状態の衣類に非常に低温で軽くかけ、強い圧力は避けてください。
4. パフォーマンスを長持ちさせるメンテナンス
AYAQのフリースジャケットは丈夫な素材と精密な縫製で作られており、縫い目の安定性、ボリュームの維持、毛玉防止、湿度管理はメンテナンス方法に大きく左右されます。
適切なケアにより:
- KOKANEEで重要な通気性を保ち、
- AROLLAの鍵となる繊維ボリュームの安定を維持し、
- 生地の耐久性を延ばします。
まとめ
AYAQのフリースを手入れすることは、暖かさ・軽さ・湿度管理のバランスという価値を守ることです。優しい洗濯、適切な乾燥、刺激の強い薬剤を避けることで、季節を越えてジュラ山脈から高地まで快適な通気性と着心地を長く保てます。